ダブルドラゴン (格ゲー版)のお話
目次
格ゲー版ダブルドラゴンは可能性の塊。
ダブルドラゴンは肘を使うアクションゲーだけではない!
ダブルドラゴンといえば、アクションゲームで肘打ち食らわせるものという先入観がありますが、実は格ゲーも出ていました。ほとんどのかたが知らないでしょうね。稼働しているのが珍しかった。とはいえ、まったくなかったわけではなく、出まわり悪くなかったはずです。でも、遊ばれなかったんですね。時代ですね。
かくいう私もデモ画面に出てくる謎外人に圧倒されて全然遊べていなかったタイトルですが、ダブルドラゴンは可能性の塊だと思うんです。どのあたりが可能性の塊かというと、ゲームシステムの簡便さ、そして動かすことにストレスの少ないゲーム性。格ゲーが餓狼、スト2で盛り上がってきたことで雨後の筍のように作られた駄作……なんていうのは的外れ。いまから格闘ゲームをはじめるならコレ!(かブレイカーズリベンジか、ワールドヒーローズ2か、それともアレか……)といえるくらい、簡単に遊びはじめられ、なおかつ長く遊べるタイトルだと思います。そんなダブルドラゴンの簡単な攻略情報を掲載しておこうと思います。
ダブルドラゴンの基礎知識
ダブルドラゴンの操作の基本
まずは操作について。レバーと4ボタン。MVSの一般的なゲームと同じです。ただちょっと特殊なのが、「弱・中・強・特強(激)」攻撃だということ。上下段の別はありますが、パンチキックはキャラの技によりけりで、任意で選べるものではありません。また、必殺技もこの4ボタン準拠で、激で出せばすさまじい破壊力でありながら途轍もない隙を晒すようになっているようです。
ダブルドラゴンの特徴
- 独特の超必殺ゲージ
- 特殊な守り(二段ジャンプと空中ガード等)
- 激烈なカウンターダメージと気絶値
まずこのゲームで驚くのが、超必殺技のゲージがないのに超必殺が設定されているということ。画面上にCHARGEと出れば超必殺が打てるのはわかりますが、いまどれだけ溜まっているかわかりにくい。どこにもゲージがないと思われるかもしれません。
が、ゲージはあります。
体力ゲージと超必殺ゲージは兼用!
体力ゲージと兼用なんです。青色のバーが伸びていき、黄色い体力バーを埋めると、超必殺が打てます。つまり、体力が少ない方が超必殺を出しやすいということ。逆転性が高められていますよね。これはおもしろい試みです。なにより、ゲージを複数個見るということは初心者にはできにくい。体力管理すらおぼつかないはじめたてのころなど特にです。ついつい忘れてしまいがちですが、こういうところにしっかり配慮しているテクノスさんはすばらしいメーカーだと思いますね。謎外人が気になりますけど。
空中ガードが安定行動だけど……
次に特徴的なのは全キャラに二段ジャンプと空中ガードがあること。そして空中ガードが極めて優秀で、昇龍拳のような「対空技」すらガードできてしまうんですね。同時期に稼働していたヴァンパイアハンターなどがそうですが、空中ガード不能技といったものが設定されたりする時代にあって、安心して守れる万能守備を搭載していたんです。ただこのガードの対になるように、対空必殺技がべらぼうに優秀です。そのため、削りダメージ欲しさにバンバン振っていいものになっていて、対空必殺が地上相手にも使えるキャラなどはそれだけで圧倒できたりもします。ガードさせたら相手が吹き飛んだり、自分が殴った後に下がったり、いつまでも攻撃判定を持っていたり……。
そういったところも特徴的でおもしろく、とにかく必殺を振りあう試合になりがちです。これを大味と見るか、攻めあうことがおもしろい、パーティーゲーム的で楽しいと思うかはそれぞれですが、私としてはやっぱり、新規格ゲーということで、アクションゲームのダブルドラゴンしか知らない客層や、すでにプレイヤーがついている格ゲーは敷居が高くて入れないという人たちに訴求しようという狙いが見えるような気がして、とても気に入っているところです。バンバン振って、どんどんやられればいいのです。そういう楽しみ方が許されるゲームだと思います。
強烈なカウンターダメージと気絶値の攻防
特徴という点ではなにより、異常ともいうべきカウンターダメージと気絶値を挙げないわけにはいきません。冒頭の動画でもそうですが、最悪、激攻撃(1ボタン通常攻撃)を2発で気絶、5割ない……とかいうことが起こります。立ち気絶なんてした日には、そこからコンボで終わります。もっともこのゲーム、目押しが上手い人ならどこからでも10割があるので、むしろ単発技2回で気絶というのは初心者の逆転性を高めているかもしれません。スマブラっぽさがあるといっていいのではないかと思っております。もっとも、煮詰めていけばそんなことはないのかもしれませんが、どこからでも気絶ないしは気絶リーチと思えば迂闊な行動はしにくくなり、一方で迂闊に動いてこられるとビックリして対処できないという「逆の選択肢」もありますから、単純に対戦ツールとしてわかりやすく、おもしろいと思うんですよね。
どこでもカウンターで一撃もらえばピヨリーチ(気絶寸前)コンボによってはそれだけで気絶→即死まである。だからおもしろい!
ぜひみなさんにも一度遊んでいただければと存じます。
どのキャラも「あからさまに強い」部分があって楽しめそうです。ブルノフは……声優が亡き郷里さんという点が強い?
ほかにも緑川光さん、塩沢兼人さん、江川央生さんに屋良有作さんと、豪華声優陣なんですよね。
もっとニッチな話題をすると、声優さんはほぼ全員青二プロの方々ですが、なにかコネでもあったんですかね?
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