ストⅢ 3rdのヒューゴー対まことのなにが辛いか思い出しながら解説する

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ストⅢ3rd:ヒューゴーの対まこと不成立攻略

 

15年ぶりくらいに3rdのことを思い出しながら書きます。たぶん攻略も進んで全然役に立たないと思いますが。稼動直後から20年前の知識と思って読んでもらえれば。

 

技相性が悪い

まことは前後移動が致命的な一方で個々の技は本当に優秀。さらに遠距離で技を振っていると、ヒューゴーの生命線である立ち中Pを潰していられる。そしてその間合いがまことの間合いで、ヒューゴーにはできることがほぼない。

ジャンプ中Kと思われるが、昇りで出していても下りまで出っ放しでブロっても旨味がなく、ヒューゴーとしてはあれでロケッティアをされるだけで立ってガードしていないといけない。どうしても下段が空くので小足チェストの的になる。

ダッシュを起点に動くまことの特性上ヒューゴーの飛び込みが打開策のように思えるが、まことのしゃがみ姿勢が低すぎて、ほぼドンピシャでなければ跳び系攻撃が当たらない。ボディ、ドロップキック系でなければ相討ちを取りづらい状態なのにそれすら許されないし、うかつに空中でもらうとバレーボールがはじまる。

ここにヒューゴーの対まこと圧倒的不利の由縁があるように思う。

 

ゲージ効率がいい

暴れ土佐波砕きのすさまじさばかり語られるけれど、ヒューゴー戦はいらないと思う。EX系の技こそが真のSA(スーパー アーツ)ではないか。リュウのEX波動が4つめのSAだっていわれていたけれど、そうだと思う。EXが溜まった時点でヒューゴー側はなにももらえない。投げも小足も通せない。厳密には掴まれてEX疾風で画面端に連れていかれなければいいのだけれど、追っ払いようがなく、ブロを仕込むのはリスクが高すぎてリターンにあわない。これがどうにも苦しい。

 

案外まことは硬い

ちゃんと体力がある。これが問題。技を当てあうと想定外に減ってしまい、実質ベースで体力勝ちできない。ここに気づいている手練のプレイヤーなら、終始択をかけられる距離でゲージを貯めて気分が向いたときだけEX疾風を出したりしていればよい。そうかんたんじゃねえんだよって話だけれど、それはヒューゴーもだぞ。

 

スタン(ピヨ)まわり

ヒューゴーはピヨりにくいキャラですが、EX疾風から疾風を繋がれると起き攻めで1度読み負ければスタン。しかもこいつのマズいところは、ピヨるとしゃがみ食らいになるところ。1.25倍とかで食らうはずなので、唐草で掴んだりしてわざわざ立たせてはいけない。飛び込みからのEX唐草系コンボでお手軽に終わらせられる。体力が多くても関係ない。なかなかに大変だ。

 

いろいろと書いたけれど

 

好きで「弱いキャラ」を使っているので、当時なーんにも文句はなかった。スーパープレイヤーではないのですべてを試せたわけではないけれど、できる範囲ですべてやって、「なるほどな〜」と納得できたはじめての組み合わせだったかもしれない。スト2のザンギガイルのときよりもキッチリ攻略して納得した気がしていたので、当時は本当に充実していたと思う。

やりきって、負けきって納得できるというのは貴重な体験だから、対戦ゲームをやるときには「そんな楽しみかたもあるんだな」と知っておいて欲しいかなあと。