輸入したらすぐにそのダンボール捨てとけよ!

2022年5月13日業務日誌業務日誌

輸入したときに真っ先に気にすべきこと

 

代金支払いのほか、関税払ってくれ、消費税払ってくれ、いろいろあるだろうけど、そういうお金のことじゃなくて、オヤカタは元とはいえ住宅建設のプロ、そして元不動産屋(宅建士の資格持ってるし)として、伝えておきたいことがある。

 

それは、輸入したらすぐに玄関(の外)で荷ほどきして、商品を検品して、ダンボールや3M(メーカー名ね)の透明テープでグルグル巻きになってる梱包資材を全部分別&可能な限り密閉処分すること。

 

なんでそんなにあわてるかっていうと、アメリカカンザイシロアリっていうとんでもないシロアリがいて、こいつが海外の材木だけじゃなく港湾施設やらもっといえば通販業者、生産業者の工場とかから紛れてついてくると、木造住宅なんて一撃だからなんだよ。家に限らないよ。カラーボックスとか家具もそうだからね。アンティーク家具にくっついてくるなんてのも多いんだ。食害されて定着されたらたまらんよ。

日本の住宅は木造だし、どの建設会社も徹底的な防蟻処理をしているわけではなくって、基礎の付近にある土台っていう家を乗せている木材付近にだけ薬剤を散布して家を建てちゃうことが多いんだけど(安いし手間がかからないし、たぶんいまでも法的にOKだから)、それってつまり、2階以上の部分の木材はガラ空きってことだからさ。もっといえば、床板だって木材でしょ? それを貼り付けている部分も合板っていう木材だし、屋根もそう。

 

さっさと捨てるに越したことはないわけだ。

 

見た感じ、アリなんてついてないけど? というのもわかるけど、アリやそれ以外のタマゴとかならパッと見ただけではわからない。アメリカや中国、ヨーロッパもそうだったけど、向こうから届くダンボールは大抵クタクタで、朽ちかけてるものが多い。どんな保存環境で野積みされてたかわかんないよね。

 

日本の図書館みたいな場所でもさ、うっかりしてると紙魚つって本を食害する虫がわいたり、ダニが出てきたりするわけだ。管理のプロでも虫害を完全にコントロールはできない。

だから、さっさと処分が一番だよ。

 

物流が国際化しているいまだからこそ、アルゼンチンアリだのシロアリだのを定着させないためにも、そしてなにより自分の家や家具を守るためにも、輸入品の梱包材はすぐに捨てること。

 

リバースは仕事柄、海外から輸入しなければならないことが多い。国産品がもうない、中古品で国内でみつからない、互換品がない……等の理由でね。だからこそ徹底しているつもりなんだ。

 

あんまりゲーセンに関係ない話題だけど、大切だと思ったから書いておいた。

じゃあ、寝る。

昨日ワクチン打った副反応で39.5℃まで出ちゃって本調子じゃねえんだ(笑)