筐体と消費電力 / ニューバーサスシティの消費電力を減らそう Reduce New versus city power consumption.
ゲーム筐体の消費電力を減らしていく
考えたことはあるだろうか。
筐体の消費電力。
ニューバーサスシティには450Wくらい使うから覚悟しておけよって書いてある。
バーサスシティというのは、ご存知のとおり対戦専用で設計されている。
だから筐体は背中合わせ2個で1つというかたちだ。
ちなみに一般的なアストロシティは150Wくらい使うって書いてある。
書いてはあるが当然これは余裕を持った数字で、本当にこんな数字を出すわけじゃない。
とはいえ最大でここまで出せますよといっている以上、省エネできるならしたいのだ。
だって、アストロシティ2台分。
150W ×2 =300W のはずなのに、
450Wってどういうことだって話なんだよ。
やっぱココだろうな。
この部分。バーサスシティシリーズ最大の売り。行燈の部分だ。
この部分を完全に消灯した状態で稼働させれば、ずいぶんと消費電力は減る。
300Wのはずが450Wといっているのだから、差し引き150W。
アストロシティ1台分は消費電力を減らせるはずじゃないか？
というわけでさっそくやってみた。
電気代が開業当初の1.5倍だからな。やれることは全部やる！
というわけで、まずは分解前の測定だ。
226Wか。基板を使わずこの数値。基板を差しても大体250Wとかでおさまりそうだね。
じゃあ、どれだけ減るか楽しみにして分解開始だ！！
まずはこの頭の部分。裏側にネジ止めされているから、片側4ヶ所取ってしまう。
するとなかに電球が4つ、蛍光灯とグロー球、電光掲示板のための集中基板等がある。
これらは全部配線のコネクタを抜いて、蛍光灯類は取り去ろう。
さらになかには爆音のファンがある。蛍光灯や電球の熱で筐体がイカれないように
するための配慮かもしれんが、これも要らないと判断して引っこ抜く。
定格100Wの蛍光灯に、25Wの電球が4〜6個、掲示板やファンの電気が20Wくらいとして、
これだけで200Wぶんくらいは消費電力を抑えられるはずだ。
見づらいだろうけど、集中基板やグロー球を外し、巨大なファンもコネクタを抜いたところ。
こっちはニューバーサスじゃなくてバーサスシティのものだけど、大体こんな感じになってる。
分解方法は多少違えど、基本的にねじ止めだ。プラスドライバーで対応できる。
25Wって書いてあるね。1個がね。白熱球おっかねえ！ほとんど熱じゃん！！
というわけで、元通りにして、3台分同じように作業をし、休憩も挟んで……。
……いざ！！
お！！
おお！！
大体50Wぶん消費電力をカットしている！！
すでに述べたとおり、450Wってのは大袈裟な数字だ。
最初のほうの画像にあるとおり、ニューバーサスは普段250Wしか食わない。
アストロシティの150Wも蛍光灯を抜いたりしたら100Wいかないんだよね。
リバースは27台筐体を稼働させて〜3500Wで済んでるから、これだけでも明らかなんだけど、
226Wから177Wだ。やっぱり蛍光灯だのなんだのの消費電力ってとんでもないんだ。
コンビニがLED照明に換えまくるのもわかるよな。電気代ケタ違いだもの。
リバースJET内にあるバーサス系3台、すべて同じように処置したとして、
150W浮けば、アストロシティを2台ぶんくらい電気代減らせるわけだぜ。こりゃあすげえよ。
リバースは昔ながらの暗いゲーセンじゃなく、相手の顔がよく見える明るいゲーセン、
新しい「溜まり場」「居場所」……「道場」としてのゲーセンを目指してっから、
筐体自体がゲーミングでピカピカする必要はねえのさ！
だからこのあたりばバンバンケチっていく。
こんな話しなくても世のゲーセン様は対応済みだと思うけど、
電気代高騰の折だ。みんなもバンバン引っこ抜いちまえ！
というわけで、筐体の消費電力と省エネというリバースならではの話題をお送りした。
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それじゃあ、また作業に戻るぜ〜。アデュー！！