ブレイジングスターというシューティングゲームの思い出

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高難易度路線から、誰でも遊べる仕様に

 

ブレイジングスターは「パルスター」の流れを受けたシューティングゲームで、それまでの高難易度路線から、誰でも遊べる路線に舵を切った名作でもあります(パルスターが高難易度だと思ったのは私の腕が絶望的だからです)。誰でも遊べるというと、低難易度のゲームのように思われますが、さにあらず。動画にもありますが、とにかく点数を稼がないように、ボーナスアイテムをとらなかったり、タメ撃ちで倍率をかけなかったり、敵も倒さず進行すると、ランクが上がらず長く楽しめる一方で、しっかり稼げば歯ごたえのあるゲームになっていくという絶妙なさじ加減の作品なんです。

 

タメ撃ちで倍率がかかるために敵の配置を暗記したり、天使の羽が生えたような玉のアイテムを取らずにスルーし続けるとどんどん成長し、取得したときにかかる得点倍率がアップしたりと、あちこちに工夫が見られます。

 

また、絵がいいですよね。レンダリングとの併用でしょうか。ドット絵とのマッチがいいですし、なんといっても音がいい。曲、効果音、音声、いずれも高水準で、ステージ攻略時の「やってやった」感や、道中の「ボーナス!」の声などは稼働しているとすぐにわかるほど特長的で、一度やれば忘れることはありません。ゲームのおもしろさというものは、操作のきもちよさや映像の美麗さよりも、個人的には音だと思っておりまして、名作には名曲、名効果音があるものなんですよね。

 

ちなみにこのゲームは連射装置をつけると「稼ぎ」が難しくなる仕様で、通常ショットを手で連射して必要に応じてタメ撃ちするか、連射ボタンを別個につけるのがベストです。Aを手連、Cをシンクロ連というふうにするのが一番簡単でしょうか。そういう稼働をさせているお店を見たことがないのでわかりかねますが……。聞けば使うのは2ボタンですが、4ボタン駆使すると裏技? が使えるとか。そのせいで連射装置ボタンがつけられないのかもしれませんね。

 

特定のタイトルをほめるのに、他の作品を否定するのはよろしくないのは重々承知ではあるのですが、セクシーパロディウスのような、ひたすらにエグい横シューというのもなあと思っておりまして、こういう作品がもっともっと巷に溢れれば、シューティング界隈もちょっと変わったのかな、などといまさらながらに感じております。セクパロはセクパロという立ち位置でおもしろいんですけどね。容赦なしのゲームと、その路線にないゲーム、1:3くらいで存在するとよかったのになと思っている、という話で。ことはそう簡単ではなかったのでしょうが。

 

ちなみに楽にクリアを目指すなら、被弾をなかったことにしてくれるDINO246が最強です。動画のPEPLOSは初手から成長なし。やられてもパワーアップアイテムを再度取る必要がないので、アイテムすら取りたくない稼がないプレイにはもってこいです。ついついLUCKYパネルを集めてしまっていますけども。なおPEPLOSは手連では苦しい部分がありますが、連射装置があれば大化けします。全機体中で1番の一点突破型高火力になるはずです。真正面に敵を捉えないとなりませんが、足が速いので苦労はしないはずです。

 

まとまらないブレイジングスターのまとめ

 

褒めてくれるゲームはいいゲームです。このゲームはステージクリア時にやたらと褒めてくれますし、ボスの前には親切にちょっと洒落た警告を出してくれます。いつだったか、PS版のテイルズオブファンタジアで、アーチェのシューティングをやりましてね。それでやたらにキャラがボーナスを連呼しまして。それでシューティングをまたやってみたいなと思った矢先に、こういう「アニメ」っぽいものを見つけて。それ以来、いつかはちゃんとやらねばと思って今日までやってきてしまったタイトルです。

 

私のお店でもどうにか稼働させたいのですが、アジア版MVSのマザーと相性が悪いのか、3面のボスが合体、降下しはじめるところで処理がオーバーしてリセットかかっちゃうんですよね。酷い場合はそのまま止まって電源オフしかしようがないとか。このままではお店に並べられないので、3面どうにか切りぬけろ! と願いながら個人で遊ぶのが限界……な感じです。シンクロ連がいけないのかな?