最近のゲーセンってヤツは徳島県阿南市の書店も応援するのだ！！
目次
応援される身でなんだってはなしかもしれねえが
文化なんて言葉を吐くならやっぱり本屋は重要だって
オヤカタは元々出版業会の人間だった。そのとき、地方書店開拓のはなしが出て、
営業部と編集部で話し合いが持たれた。
オヤカタは徳島県阿南市で創業280年の書店、「平惣」を推した。
宮脇書店は香川だし、とても有名だから推す必要もないと思っててね。
しかし、上の判断はつれないものだった。
「そんなところはいいよ」
こんな感じの反応だったと思う。
オヤカタがペーペー編集者であったばかりに……。
事実無力だったし、無力感ばかりが残った。
そんでもってだな。
いつか借りを返したいと思うようになっていったわけだ。
地域に書店は数あれど……いやもう本当にないんだけども。
ローカルな話をすれば、ブックマートに移転前の橘中学の前の本屋、
スーパーの軒先にも本は売っててね。保岡ストアってんだけどさ。
そこで土曜にジャンプ買っていくんだよ。7:30とかに開いてるから。
あとは駄菓子屋もそうだけど、全部なくなっちまったし、
宮脇書店も撤退。オヤカタが通い詰めた高校の前にあった平惣さんは移転した。
これ以上減ったら、どこで本を買うんだ？
ネットで「あなたにオススメなのはこれです」っていわれるがままに買うわけ？
そりゃあ膨大な検索機能、在庫の前には太刀打ちできないだろうけど、
本当にそれだけ必要なのか、とも思うわけだ（必要になることもあるけど
じゃあ、リバースにはマンガ好きもいることだし、一発カマしてやろうと思ってね。
はじまってしまった「地元マンガアワード」
配信環境はある。空有感もコロナ時代に配慮した広さになった。
餅を焼いて、コーヒーを啜りながらマンガを読むのだ。
しかも、
地元の書店「平惣阿南センター店」様で青少年向けマンガ雑誌を全種類買って、
そのなかから一番の作品を選んでやろうと。
こういう企画だ。
買ってきた。9号返本箱3つぶん。
創業280年でも、こんなに漫画雑誌をまとめ買いしたヤツはいないらしい。
平惣さんと変に繋がりができてしまった。
でも、これでいいのだ。
田舎だからね。これがいいんだ。
文化の拠点としてがんばってくださる書店。
ゲーセンだってそうだけど、守れるヤツが守らにゃならん。
そしてそれは、お店に自助努力させてるだけじゃダメなんだ。
お店のオフィシャルな発信は、すべで宣伝、広告になるからね。
現代の広告嫌いのネット世代にとって、あらゆるオフィシャル発信は
裏があり、嘘があり、金が欲しいだけに決まってる……。
みたいな空気、あるじゃんね。
だから、価値を認めた第三者が応援しないとダメだと思ってんのよ。
50冊、1000作品以上。
これを4人の評議員が全作品読み、雑誌ごとに1番を決める。
何十時間もマンガを読む年末年始。
大変だったし、評議員のうち2名はヘルニアを発症した。
アラフォーはマンガ雑誌すら持てない。
評議の結果発表すら3時間超えてるし、なかなかどうしてとんでもない。
結果だけ発表すると
こんな感じ。
次点の作品も多くって、各自が50冊の1位を持ち寄って、そのなかの1位をタイマン方式で決めていくから時間がかかるかかる。
年末の書店で買えた雑誌のなかで、1話だけ読んでおもしろかったものは
エイハブで決定した。
決定したから、オヤカタはリバースJET内にある『高校鉄拳伝タフ』を薦めたが、
誰も手に取らねえじゃねえかよ えーーーーっ
エイハブやタフを描いておられる猿渡哲也氏の作品が好きな人をマネモブっていうんだけど、
エイハブどころかタフも読んでない人たちが『エイハブ』を選んでしまったからさあ大変。
ネット上ではマネモブの組織票だっていわれちまってさぁ。
タフ読んでるのオヤカタだけだよ。
しかもオヤカタはエイハブに投票してない。バス江を1位、2位に筋肉除霊、3位にロボ子だった。
ガチでエイハブが選ばれたんだって。
まあ、あの圧倒的画力、疲れたオッサン（何十時間もマンガを読む）の脳にも入ってくる
ヤングジャンプで長期連載をしていた先生の流れってのがよかったのかもしれない。
連中にも必ずやタフを読ませ、リバースの大会名をハイパー・バトルとかダーク・ファイトにしてやるぜ……。
そんなわけで健康を害しながらもはじめた配信企画。
今後もどんどんわけのわからんことをしていくとともに、
地域の応援もやらかしていこうと思うのでぜひとも楽しみにしてくれ！！
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