格ゲーの攻略について可能な限り初歩から語るTEST

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目次

いきなりスーパープレイなんて考えるな!

はじめはレバーに慣れること

 

当たり前のことですが、なんにでもはじめの一歩というものがあります。格ゲーであればレバー操作。昔のゲーマーはアーケード(とファミコン)だったので、レバーに慣れていましたが、いまはパッド。それどころかボタンすらないスマホです。慣れないことをするにはある程度の修練が必要なのはいうまでもないこと。

 

そこで、初心者がはじめに身に着けるべきことは、攻撃を出すことでも、必殺技を自在に操ることでもなく、自キャラを思った場所に移動させることです。

 

私は大した腕前でもありませんが、格ゲーを遊ぶうえでこの技量は一生ついてまわると思っています。つまり、自分のキャラを常に自分の考えている理想の位置に持っていける人ほど勝ちやすい、ということです。

 

なので、はじめのうちはレバーを左右に入れて、地上で自分のキャラを思った位置へ連れていくことです。CPUと対戦していても、相手をどうこうしようとするのではなく、まずは自分が想定している位置にキャラクターを連れて行けているか。ジャンプに頼らず移動させられているかをチェックします。

 

初心者が勝てなくなる、成長が止まってしまうこととして、かつて見ていて感じていたことは、自分がやりたいことが先に立って(コマンド入力が優先されて)、キャラの位置が変わらないことにあるのではないかと。つまり、いつも同じ場所にいるので、相手に目標や的にされてしまうんですね。

 

だから自分でしっかり得意な間合いまで移動する。自在にキャラを動かせるようになっておかなければならないのです。

「ジャンプ」を使わずに。

なぜジャンプがダメかというと、跳び攻撃が強いゲームもありますが、紛れてしまうからなんですね。なんか上手く噛み合って勝っちゃった! ということが起こる。それ自体は勝負の世界では構わないことですが、上達という面ではあまり役に立ちません。なので、はじめは地上を移動することに集中してもらいたいと思います。

 

同時に考えるべきガードの練習

 

地上でウロウロすることと一緒に身に付けたいのがガードです。自分で技を振るのに必死になってしまうと、相手がなにをしようとしているのかや、先に述べたキャラの間合い、得意な距離というものがいつまで経ってもわかりません。そこで、相手がどこでどんな技を出してくるか、得意な距離と苦手な距離はどのあたりかなどを見極めるために、ウロウロしたらガードする。

 

ガードをすれば手痛い攻撃は防げますし、長くゲームをしていられるようになるので、圧倒的に成長速度がアップします。

 

いきなり必殺技を空ぶってボコボコ殴られて終わり、なにも考えずジャンプして、対空されてそこからの攻めでなにもできずに終わり、というのでは成長に資する要素がほぼゼロです。それに比べて、相手の技をガードしていれば、そのぶん長くゲームを楽しめます。キャラの動きを眺めている時間が長くなればなるほど理解は深まるわけですから、無理をして殴って勝とうとするよりも、結果的にずっと上手くなるのです。

 

初心者も初心者、これから格ゲーをはじめようという人は、まずは歩く。そしてガード。

 

神! なんて呼ばれるようなスーパープレイはこの積み重ねから生まれたものです。いきなりそんなプレイができるような競技であれば、何十年もやる人なんていませんからね。まずは基本を大切にしていきましょう。そしてこの基本こそが、何十年もつきまとう一生ものの技量でもあるのです。