初心者・記念参加・冷やかし勢こそ大切なのだ

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やる気がある奴が成長すると組織は崩壊する

さっきやった、社長が努力家で勉強家で東京や大阪のセミナーとかまで

出て行っちゃうような場合、社員との間に溝ができて会社が崩壊しちゃうんだ。

それくらいなら、勉強しないほうがいいってことまである。

ホントだぜ?

 

どうしてこんなことが起こるのか。

考えてみるまでもないかもしれないけれど、

一人だけ突出すると、そのレベルの視点で物事をみるようになる。

低いレベルにいる奴らが「邪魔」になってきちゃうんだ。

社長が社員のレベルの低さに、常にイライラすることになる。

そんな会社、居心地がいいわけないよな〜。

場合によっちゃ恫喝したり、クビをチラつかせたり、

有望株ばかり相手にして、使えない奴を冷遇したりする。

それはまあ、組織運営としては「表面的に」正しいんだけれど、

できる奴だけで集まると、組織は崩壊する。

だって、世の中の大半は自分みたいなできない奴だからだ。

少数精鋭で一点突破できるような組織ならそれでいいけれど、

往々にして組織ってのは数の勝負になる。

当たり前だよね。究極の少数精鋭は「ひとり」だからね。

ひとりじゃできないことがあるから組織になったんだからさ。

少数精鋭より、多数の凡人のほうが強い。えてして圧倒的多数の方が強いんだ。

 

で、いまアーケードの世界を見ていると、新規の人間がいない、いないと嘆いてる。

あったりまえだぜ。少数精鋭組織になろう、なろうとしてきたんだから。

 

いろんなゲームイベントを見てきたけれど、どうしても長く続くと先鋭化する。

あるゲームが好きな人が、そのゲームを盛り上げるためにイベントを主宰すると、

レベルが同じくらい、つまりは超上手い人とだけ遊びたくなっちゃう。

で、下っ端どもが邪魔になる。組織運営に疲れる。

「お前、もういいよ」なんてことになってくワケだ。

そんなのを20年くらい見てきた。

思えばターボのスト2のときにはすでに見ていた。

「3段もできないなら入ってくんなよ」ってヤツだな。

 

でも、それが悪いともいいきれない。

求道者、競技者としては、ヘタクソなんかの相手はしてらんねえぜ!

っていうキモチを持つなといっても無理だと思う。

多くのやる気のある社長同様、己と組織を高めるために、

ドンドン少数精鋭で、徹底して磨き上げたくなっちゃうもんなんだ。

なんたって時間は有限だからだ。無駄なことはしたくない。

無駄なことをしないから、ゲームが上手いんだからな。

そこは理解して欲しい。仕方ないことなんだって。

でも、それじゃあ裾野は広がらないし、先細るんだなー。

 

その結果が現状なんだ。だからどうにかしなきゃなんない。

でも、勝手に「上級者と中級者はくんなよ」とかいうのはダメだ。

直接いわなくても、SNSなんかに悪口書くのもダメだぜ?

初心者狩りしやがってXX氏ねよ……とかいうのはやめような。

それを見た人も、無関係の人すらもいい気はしない。

通常のお店では勝つ奴が正義。上手い奴が偉いって暗黙の了解がある。

だから、他人様のお店では上級者排除を「やっちゃいけない」んだ。

上級者は常連さん。お店の定期収入を保証してくれる存在。

表現の仕方が「金汚い」感じになっちゃうけれど、勘弁してもらえるとうれしい。

(さらに続く)