ゲーセンと腕前についてのはなし

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例えば格ゲーをするとしてだ

 

自分の腕前が大したことがないとかいって対戦しない、ゲームをしない、ゲーセンに行かない……これはね、大きな間違いだと思う。

オヤカタは自分が誰かの対戦相手になろうとゲーセンに行くなら、その時点で格ゲーマーとして60点……いや70点あげてもいいと思う。

残りの20点が人柄で、10点が腕前だ。

 

そもそも、だ。

〜95年ごろまでのゲーセンならいざ知らず、いまのゲーセンは対戦相手がいるだけで万々歳じゃないだろうか?

令和の時代になってまで、「強い奴だけこい、弱者はゲーセンにくるな」なんていっているのはかなり危険信号だと思うし、オヤカタはそういう考えが馴染まないからリバースではそんな雰囲気は許さないことにしている。

反対に上手い人をみんなで一緒になって追い出そうっていうのもダメだ。ゲーセンじゃなくプレイヤー側が勝手に取捨選別するのはダメだと思うんだよね。そういった選別が行われるなら、それはゲーセンそれぞれの方針で行われるべきだとも思う。

 

リバースは「周囲を楽しませ、自分も楽しむ」というのが基本原則で、そのために腕前なんか関係なくゲーセンに行く人が「優勝」だ。どんなに収益が上がろうと、仲間内だけで都合よくゲーセンを実効支配したり、実力に差がある相手を追い出すような環境にはしたくないと思っている。

 

そんな考えだから、ゲームだけして帰る場所としてのゲーセンではないんだ。だから一般的なお店をイメージしていると辛く感じる人もいるかもしれない。オヤカタやプレイヤーが馴れ馴れしいからな(笑

 

だけど、

だけどね?

大規模で規格化されたドライなゲーセンってのが「正しいゲーセンの在り方だ」って中小ゲーセンを駆逐してきたけれど、結果としてそれらも苦しくなっているわけでさ。今度は中小ゲーセンの番になるんじゃないかと思うんだ。

同じことを繰り返して、違う結果を待つのは危険なサインだ。

 

世間一般のゲーセンということならば、もはやUFOキャッチャーもプリクラも麻雀ナンチャラもないんだからすでにリバースは範囲外。いまさら世間一般のゲーセンと同じ土俵に上がってる場合じゃない。そっちに行って勝ち目はないんだから。

 

やっぱりゲーセンという場の主役はゲームじゃなくて人だよ。

これが昔からのオヤカタの矜持だから、今後もゲーセンという場所で人と人がつながって楽しむ世界を作っていこうと思う。

ゲームはね、おまけだよ。ゲーセンっていってるけどね、ゲームは刺身のツマ。ゲーセンに行くダシでしかないと思ってる。

ゲーセンは社会勉強の場というとカッコつけすぎだけどさ、人と人とがやりあうから楽しくて、病みつきになるんだよね。気に入らないこともたくさんあるだろうけど、楽しいって思えるのは人がいるからだ。だから、腕前なんて関係なくゲーセンに行くべきだ。そして、そこにいる人を楽しませて、自分も一緒になって楽しむんだ。

そのために今後もいろいろ妙なこともやるし、今回みたいに意識のたか〜〜〜いこともいうかもだけど、覚悟して読んでもらえればと思う。

 

我ながらなかなかスカしてんなと思うけど……勘弁な!

ハッキリさせとかなきゃいけないことなんだ。

ゲーセンで人を繋いで、リバースをドンドコでかくして、

もう一度オモシレー街をつくるためにはね!!

 

みんなも腕前なんて関係なく、ゲーセンに行こうぜ!